行政書士事務所をどうやってつくったか

一年間フォーサイトで勉強して運良く一回で受かることができました。人によっては、3回目でやっとというのもざらなんで、わたしは優秀なほうです。というか、頭がスポンジ状態だったのかもです。バイトの身分は、サラリーマンよりも時間の融通がきくうえ、勉強時間の確保も容易なんで、それでできたことだと思いますね。
行政書士の合格率は、毎年10%未満なんです。けっこう難しい試験なんですよ。

 

で、合格後ですが、合格後は、「行政書士資格を有する者」という立場になります。それだけでは営業できないので、2万円くらい払って行政書士名簿に登録をします。まったく難しいことではありません。手続きのプロになったんで、申請はお手のものでした。

 

事務所は構えず、自宅開業にしました。はじめのうちはお金がないので仕方ありません。でも、そういう人多いですね。簡単にはじめられるので、それで規模が大きくなったら事務所を構えればいいんです。

 

自宅開業ですが、PCや周辺機器(プリンタ、コピー、ファックスなどの複合機を購入)を買い、名刺を作り、スーツを買い・・・と、最低限の出費はありました。どれも大事な仕事道具なので、仕方ありません。試験から発表までの間に集中的にバイトをして貯めたお金で用意しました。

 

それから、親戚とごく親しい友人に、開業の連絡をしました。開業といっても、今までバイトしかしていないので、いろいろと教えていただきたいとお願いしたんです。もっとも親身になってくれたのは、会社を経営する父と、同じく経営者の母方の親戚です。業界は違いましたが、そこで初めてビジネスマナーを知りました。名刺を出すタイミングとか。

 

その上、仕事もはじめのうち、父や叔父のコネでやっていました。多くの人は分野を絞って運営していくようですが、わたしはどれも受けました。といっても、似たようなものばかりです。そんなに大きな案件にかかわる機会はありません。

 

それでまあ、コネがコネを生み、今もほとんどコネの案件をやっています。もしくはコネ営業です。年齢的なものなのか、同年代の友達が会社を作ったり、車を買ったりするので、そういう案件も続きました。今も、飛込みとか宣伝とかPRみたいなものは一切していません。できるだけ人が集まる会に参加して知り合いを増やし、コネ営業をして仕事を取っています。もちろんやりすぎると嫌われますけどね。でも、みんな行政書士の知り合いなんていないようで、意外と重宝されてます。

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  <特集>行政書士に仕事を本音をインタービューしてみました。